保育園で働く看護師に求められるスキル

看護師の仕事というと、病院を始めとした医療施設をイメージを抱いている人も少なくありません。しかし、看護師の活躍できる場所は医療施設以外にもたくさんあります。日中仕事で面倒が見られない保護者に代わり、子どもを預かる保育園もその一つです。

成人に比べて乳幼児は病気に対する抵抗力が備わっていないため、体調不良になりやすいと言われています。数時間前まで元気だったのに突然体調が悪くなるといったケースも珍しくありません。

それに加え、室内で園児同士が接触して転ぶなどして怪我をすることも日常的に起こります。そのため、看護師は体調不良が起きた時のケアはもちろん、病気や怪我を未然に防ぐために状態の変化に常に目を光らせておくことも求められます。

また、保育士の補助をするのも大事な役割の一つに挙げられます。怪我や病気の治療など本来の自分の役割がない時は、子どもの面倒を見たりと、保育士と同じ仕事をこなさなければいけません。

保育園によっては、人手不足を理由に担当者として一つのクラスを任されることもあります。そのため、医療に関わる知識や技術はもちろん、子どもと上手に接するスキルも身に付けておかなくてはいけません。

そんな保育園勤務の平均給料は、およそ25~27万円と言われており、年収換算で400万円程度とされています。基本的に勤務は原則平日の日勤だけで、特別なイベント以外は土曜と日曜は休みになるため、子育てとの両立がしやすいのが特徴です。